モモクリ日記 もも鍼灸院ブログ

鍼・灸・健康について・日常のことを記します

永く理由もなく気分が沈み、ものごとを前向きに考えられなかった患者さん。

あるとき風邪をひき、久しぶりに家に置いてあったビタミンCの錠剤を飲んだそうです。

すると塞いでいた気分がウソのように晴れやかになった、という話をされました。

これはビタミンCがうつ症状に効く、という話ではありません。

私たちはどんな病気も生命力の低下から引き起こされると考えますから、うつ症状を診る場合も同じく生命力を低下させる何らかの原因を探っていくわけです。

例えば社会的なストレスが引き金となったという場合でも、そのストレスに影響されるような背景はないか、とみていきます。

この話の方の場合は、様々な原因があるのでしょうが、その中でも特に食事に関する問題の影響が大きかったようです。

詳しく話を伺うと、食事は不規則で、インスタントのものなどが多かったということです。

ビタミンCを飲み続ければよいのでしょうか。

おそらくビタミンCを飲み続けたとしても、食事を改善しなければまたうつ症状はぶり返してくるでしょう。

しかしただ栄養価の高いものを食べればよいということではありません。どんな栄養も、それを消化吸収する力がなければ意味がありません。

また栄養価が高くても、それ自体が体に負担になるようであれば、体を弱らせることにつながります。

ビタミンCの錠剤など、ある種高濃度のものは体へ負担があるという面もあるのです。

ですから手前味噌ですが鍼灸治療を受診したり、その他の生活を改善したりなどをして消化吸収力を高め、その人の力に合ったよいものを食べて体に力をつけ、さらに消化吸収力が高まり、という良いサイクルに生活を乗せていくことが大切です。

これがその方の生命力を高める、ということになるのだと思います。

そうすることで少しずつうつ症状から脱していくことができるのではないでしょうか。

 

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