お灸について その3

皮切り」の続き。

手始めと言う意味の「皮切り」の語源は、「初めに据えるお灸は皮を切るような痛みがあること」から、と言う話でした。

最近販売されている家庭用のお灸は、それほど強い熱さもなく、火傷もしにくいように工夫されています。

また近頃は鍼灸院などでもお灸の跡が残るのを嫌がる方のために、隔物灸お灸について その2)を使っているところも多いようです。

ホンワカ温かいお灸は他にも、体に刺した鍼のてっぺんに艾をボール状にくっつけて輻射熱で温める「灸頭鍼」や、金網で上下を区切った箱の上の部分に艾を入れて点火し、箱をお腹の上などに置いて、金網を通して熱を伝える「箱灸」、棒状に固めた艾の尖端に点火し、その燃えている尖端を皮膚に近づける「棒灸」などがあります。

では「皮を切るような痛み」のお灸とはどんなものかといいますと、厳密にはどんなお灸を指しているのかは分かりませんが、オーソドックスなものは米粒大、またはその半分くらいの大きさの円錐状(道路のコーンのような形)に艾を整形し、それを直接ツボに置いて、先端に火をつけ最後まで燃やし切るものです。

しかし治療をさせていただく側から言わせていただくと、「皮を切るような痛み」という表現には違和感があり、的確なツボに施したお灸は、もちろん熱さはありますが、「皮を切るような」という表面的な感覚ではなく、ツーンと深く入るような感覚を覚えるものです。いわゆる「効くー!」という感覚です。

つづく

もも鍼灸院
東京都江東区毛利2-9-18グリーンパーク錦糸町102
TEL・FAX:03-3634-7220
住吉駅徒歩7分 錦糸町駅徒歩11分
http://momocli.jp

 

 

お灸について その2

先日、「最初に、手始めに」などの意味の「カワキリ=皮切り」という言葉の漢字がどうだったか調べていたところ、語源として最初に据(す)える灸のこと、最初の灸は皮を切られるような痛みを感じることから、とありました。

最近は「お灸女子」などという言葉があるように、自分で据えるお灸がブームになっているようで、家庭でも簡単にできるお灸がよく売れているそうです。そのような商品を使っている方は「皮を切るような痛み」と言われてもピンと来ないかもしれません。

家庭用に販売されているお灸は台座の上に艾(もぐさ=ヨモギから作ったお灸の材料)が乗っていて、その台座が皮膚に貼り付けられるようになってるものが多いのではないでしょうか。

これはお灸用語(?)で「隔物灸(かくぶつきゅう)」と言われています。隔物(かくぶつ)とは(もぐさ)と皮膚を隔てる物と言う意味で、この隔物はお灸の熱さを緩和する効果や、火傷をしにくくする効果を狙っています。また隔物の種類によっては、例えばスライスしたニンニクや、琵琶の葉など、熱の効果の他に薬効を狙ったものもあります。

ですので「お灸女子」はお灸と言えば「ホンワカ温かいもの」という印象があるのではないでしょうか。

つづく

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お灸について その1

だいたい昼食はタッパーにご飯とおかずを詰めてお弁当にして治療院で温めて食べているのですが、以前は弁当を温めるとサラダや漬物も一緒に温まってしまい嫌だなあと思っていました。

ところがどうも最近はほんのり温まって、しなっとしたサラダや漬物を食べるとホッとするようになってきました。年齢のせいでしょうか。

近頃のお気に入りは「レタスのしなっとした奴」で、温まって発する豆のような香りが食欲をそそります。

レタスはキク科の植物なのですが、鍼灸師がキク科と聞くと最初に頭に浮かぶのはヨモギでしょうか。

お灸に使う艾(もぐさ)はヨモギの葉の裏に密生している毛から作られていて、夾雑物が少ないほど高級とされています。

夾雑物が少ないほど燃やした時の温度は低くほんのりとして、逆に夾雑物が多いほど燃焼温度は高くなります。

高級な艾(もぐさ)ほど治療効果が高いというわけではなく患者さんの状態や、お灸をするツボ、お灸の使い方によって、適したものを使います。

艾は日本産だけでなく韓国や中国からも輸入されていて、ヨモギは野生のものや、栽培したものなどいろいろあるそうです。

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季節の変わり目

季節の変わり目は体調を崩しやすい、といのは皆さんも経験してらっしゃると思います。

季節の変わり目で問題になるは「急激な気候の変化」といえるでしょう。

「急激な気候の変化」は季節の変わり目だけでなく、「昼夜の寒暖の差」や「週末は冷え込むでしょう」なんていこともそれに当たるわけで、

結局は年中、油断できない、と言うことになります。

どうして体調を崩しやすいかといえば、体が変化についていけない、ということもありますが、

もう一つ、頭が変化についていけない、ということがあります。

この時期ならこのくらいの気温だ、昨日がこうだったから今日もこのくらいだ、と頭で考え思い込んでしまうことにより、体の対応が遅れてしまうことがあるようです。

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花粉症の予防

スギ花粉症はほとんど終わり今はヒノキの花粉症の時期でしょうか。

スギ花粉症の6割程度の人がヒノキの花粉症も持っていると言われていますので、

まだまだゴールデンウィーク頃までがつらい時期が続くでしょうか。

花粉症による症状は鼻水や鼻づまり、目のかゆみなど。さらにひどくなれば体の怠さや不眠などの症状も出ることがあります。

これらの症状は花粉の飛散量が多ければ症状も強くなるという傾向にあるわけですが、

本人の体調によっても症状の出方は大きく変わります。

顔面部に集中して症状が現れている花粉症のような状態を私たちは「上実」と言います。

これは体の上部に熱が偏っている状態を表現しています。

上実」は体が「熱をコントロールする力」が弱り、熱が上に偏っている状態としてみますので、

日常生活ではこの「熱をコントロールする力」を弱めないようにすること、治療では「熱をコントロールする力」を強めることに重点をおくと、花粉症の症状は軽減していきます。

睡眠不足、過度の飲酒冷飲食甘味の取りすぎ偏食過度のストレスなどは「熱をコントロールする力」を弱め花粉症の症状を悪化させますので、それらを避けることが予防につながっていくでしょう。

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