五十肩 痛みの少ない肩の動かし方 2

五十肩 痛みの少ない肩の動かし方」の続き。

腕を挙げる前の、

  1. 肩だけ上に挙がり(強いいかり肩)になって
  2. 背中を少し反らす

 

という動作を抑制すると、動作時の痛みが軽くなるというお話をしましたが、

その動作を抑制する簡単な方法。

  1. 手を下に下げた状態で指を軽く開き
  2. 薬指だけを手のひらにつくように曲げ
  3. リラックスして腕をスーッと前から上に挙げる

 

これだけです。

薬指を曲げることにより、腕や肩、背中の緊張が解け、無駄な力が入らず腕が動くようです。

柔術合気道などでも手の形により、腕や上半身、しいては全身の動きを制御する技法は知られていますが、これもそのようなことのひとつだと考えられます。

これを繰り返していると薬指を曲げなくても同じような動作ができるようになります。

痛みが強い場合は無理をしないで下さい。

動作の助けにはなると思いますが、これで五十肩が治るわけではありませんので、一度受診することをお勧めします。

もも鍼灸院

五十肩 痛みの少ない肩の動かし方

五十肩の症状のひとつに腕を挙げる途中で肩に痛みが出る、というものがあります。

そのような人の腕を挙げる(前から上に)動作を観察してみると、

  1. 肩だけ上に挙げる(強めのいかり肩)
  2. 背中を少し反らす
  3. ようやく腕が挙がり始める
  4. 途中で肩が痛む

という感じのことが多いようです。

健康な人でもこのような動作では腕が挙がりにくいのではないでしょうか。

痛みが出る人は「挙げにくいように挙げている」と言ってもいいかもしれません。

1と2の動作を省いてあげると、肩の痛みが消えたり軽くなったりすることがあります。

でも1と2を省いて腕を挙げてみましょう、と言ってもなかなかできないものです。

ずっとそうしてきたわけですし、そうのように動く体になってしまったことが病だともいえます。

それでも簡単に1と2を省く方法、はまた次回。

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